このたび、門間センター長(東北大学病院看護部長 H.29.3.31まで)の退職に伴い、平成29年4月よりセンター長を拝命致しました東北大学病院看護部長の鈴木由美です。
このセンターは、2009年文部科学省GP「看護キャリアプロモート支援システム開発」の5年間の事業を経て、2013年東北大学ケアサイエンス共創センター(TUCSCO タクスコ)として立ち上げ、「知と技を結集し次世代型ケアの創造」を目標に掲げ、門間センター長のもと活動をしてまいりました。この3年間は次世代型ケアの創造に向け、センターには4つの部門「キャリアプロモート部門」「ケアリサーチ部門」「プラクティス部門」「評価部門」を設け、看護実践者の研究マインドの醸成、社会に発信できるケア開発のための研究力の向上、エビデンスに基づく看護実践の取り組みと、少しずつその成果が見えてきました。
また、このセンターの特徴は、アカデミックエリアである保健学専攻看護学コースとクリニカルエリアである看護部とががっちりタックを組み、時に研究の橋渡しをしながら、研究の軸足を臨床においた、クリニカル-ベースドのセンターであるということです。
センターの活動は4年目に入りました。センター設置時とは、社会も様変わりをしてきています。6月末東北大学が指定国立大学として選出されましたが、本学の4つの強みの一つとしてあげた「未来型医療」が注目されています。センターは東北大学のこれからの未来型医療のイニシアティブをとる東北大学病院、東北メディカルメガバンク、医学系研究科がある星陵地区にあります。私たちセンターにおきましても、臨床を基盤にした個別化医療の支援および個別化ケアの開発にセンターが一丸となって邁進してまいります。
今後の3年間で下記の3つを実現してまいります。
1.未来型医療の啓発
2.看護実践者の研究マインドのさらなる醸成
3.クリニカル・ベースドの個別化ケアの開発
今後、多くの皆様に東北大学ケアサイエンス共創センター(TUCSCO)に関心を持っていただけるように精進してまいりたいと思いますと同時に、皆様のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
東北大学ケアサイエンス共創センター
センター長
鈴木 由美
東北大学病院 看護部長