センター長あいさつ

 このたび、鈴木センター長(東北大学病院看護部長 令和5年3月31日まで)の退職に伴い、令和5年4月よりセンター長を拝命致しました東北大学病院看護部長の浦山美輪です。
このセンターは、2009年文部科学省GP「看護キャリアプロモート支援システム開発」の5年間の事業を経て、2013年東北大学ケアサイエンス共創センター(TUCSCO タクスコ)として立ち上げ、「知と技を結集し次世代型ケアの創造」を目標に掲げ、活動してまいりました。
このセンターの特徴は、アカデミックエリアである保健学専攻看護学コースとクリニカルエリアである病院看護部とがタックを組み、時に研究の橋渡しをしながら、臨床発信の研究に軸足をおいた、クリニカル-ベースドのセンターであるということです。
次世代型ケアの創造に向け、センター開設時の4つの部門、「キャリアプロモート部門」「ケアリサーチ部門」「プラクティス部門」「評価部門」は、現在、「リサーチマインド育成部門」「研究支援部門」「DX部門」「広報部門」に形を変え、臨床看護師のリサーチマインドの育成、臨床看護研究の強化と推進への支援、デジタル技術を活用したイノベイティブな看護モデルの開発を目標に活動し、それらを社会に発信することを目指しています。また、本センター主催のこれまでの講演会では、各部門の活動内容や、CNL(Clinical Nurse Leader)やDNP(Doctor of Nursing Practice)、遺伝学/ゲノム医療など、最新の情報を発信してまいりました。
センターの活動は10年目となり、社会も様変わりしています。当センターは東北大学の未来型医療のイニシアティブをとる東北大学病院、東北メディカルメガバンク、医学系研究科がある星陵地区にあります。当センターにおきましても、新しい知識や技術を取り入れて、臨床を基盤にした次世代ケアの創造に貢献できるよう、ワクワクを持って取り組んでまいりたいと考えております。
今後も、多くの皆様に東北大学ケアサイエンス共創センター(TUCSCO)に関心を持っていただけるよう精進してまいります。皆様からのご協力を賜りますようお願い申し上げます。

東北大学ケアサイエンス共創センター
センター長
浦山 美輪
東北大学病院 看護部長